【完全版】小林國雄氏が語る「盆栽の命、そして人生」|第45回 日本盆栽大観展デモンストレーション・レポート

【完全版】小林國雄氏が語る「盆栽の命、そして人生」|第45回 日本盆栽大観展デモンストレーション・レポート 盆栽展示会動画

盆栽愛好家の皆様、こんにちは。「岳盆栽」の勝村です。

先日、弊社YouTubeチャンネルで公開した、巨匠・小林國雄氏によるデモンストレーション動画。文字起こしを読み返すと、そこには単なる「木を削る技術」以上の、深く鋭いメッセージが込められていました。

「盆栽とは何か?」「美しさとはどこに宿るのか?」 今回は、1時間10分に及ぶ激闘の中で語られた、小林氏の魂の言葉を紐解きます。


1. 盆栽は「引き算の美学」と「線の動き」

デモンストレーションの開始直後、小林氏は素材である黒松を一瞥してこう言いました。 「盆栽は線が大事。線を引き出し、空間を作るんだ」

面を外して「線」を見せる

もっさりとした葉に覆われた黒松から、迷いなく枝を落としていく小林氏。 「緑が元気なのはいいけれど、面で線を隠してしまったら変になっちゃう。この『面』を外すことで、初めて幹の立ち上がりや枝の『線の動き』が出てくるんです」

4K映像で確認できる、大胆な枝抜き。それは「見せるべき骨格」を瞬時に見抜く、50年のキャリアが成せる業です。


2. 巨匠が説く「らしさ」と「調和」の三原則

作業中、小林氏は盆栽において最も大切なこととして「三つの要素」を挙げました。

  1. 個性(Character): その樹にしかない強みを引き出すこと。
  2. 調和(Harmony): 個性が強すぎると嫌味になる。それを抑えるのが「調和」である。
  3. らしさ(Essence): 松は松らしく、梅は梅らしく。

「プロでも、針金をかけすぎてこの『らしさ』を忘れてしまうことがある。杉を無理やり曲げたら、それはもう杉には見えない。自生地の風景を想像し、樹の特性を活かすことが、真の盆栽なんだ」

この言葉は、私たち愛好家が日々の手入れで陥りがちな「形への執着」を戒めてくれる、非常に重い教えです。


3. 「命の尊厳」を教えてくれる時間経過の芸術

小林氏は、自身の失敗談も包み隠さず語ります。 「日本で一番、木を枯らしてきたのは私だと思います。だから、うちには盆栽の霊を弔う『六角堂』がある。毎朝お祈りをして、詫びをしています」

12月の新刊に込めた想い

「盆栽は枯れるからいい、なんてことはない。なぜ枯れるのか? それは真心が足りないからです。水、光、温度……そして何より『愛情』がなければ育たない」

12月に出版される新刊についても触れ、盆栽は「時間経過の芸術」であり、時間が経てば経つほど価値が上がる「魔法のビジネス」としての側面もユーモアたっぷりに語られました。


4. デモンストレーションのハイライト:究極の選択

クライマックスは、樹の頂上(頭)をどう決めるかの場面。 チェンソーで大胆にトップを切り落とし、正面をわずかに変えることで、隠れていた「幹の引き(曲がり)」が最も美しく見えるポジションを見つけ出しました。

「立ち上がり、枝順、そして流れ。この一本の線のバランスが、60cmの樹を30mの巨木に見せる。これが『錯覚』を利用した技術なんだ。私はこの技術で、内閣総理大臣賞を4回いただいたんですよ(笑)」

会場を沸かせるジョークを交えつつも、仕上がった黒松は、開始前とは見違えるほどの「品格」と「奥行き」を纏っていました。


5. まとめ:情熱は「青春」の中にあり

「私は今、青春真っ只中です。1日15時間、盆栽に触るのが楽しくてしょうがない」 70歳を過ぎてもなお、進化を止めることのない小林國雄氏。その姿は、盆栽が単なる趣味ではなく、人生を豊かにし、心を磨き続ける道であることを教えてくれます。

岳盆栽から皆様へ

小林氏が語るように、盆栽は「時間が経つほど価値が上がる」素晴らしい資産です。 しかし、その価値を維持し、さらに高めていくためには、正しい目利きと愛情ある手入れが欠かせません。

  • 「大切にしてきたが、これ以上は手が回らない」
  • 「小林先生のような情熱を持つ次の世代へ、この樹を繋ぎたい」

もし、そんな想いをお持ちでしたら、ぜひ「岳盆栽」にご相談ください。 私たちは、樹の「形」だけでなく、あなたが注いできた「愛情」と「時間」を査定させていただきます。


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巨匠の名品から、長年連れ添った愛樹の整理まで。 盆栽の未来を共に考えるパートナーとして、丁寧に対応いたします。

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